木下孝則は写実的な女性像を得意とした大正～昭和時代に活躍した日本の洋画家です。
戦後に発表したバレリーナを題材にした一連の作品は高く評価されており、女性のふと見せる仕草を見事に描き上げています。
その女性像のほとんどが都会の洗練された若い女性をモデルにしていますが、単純な色調と優れた描写力が合わさり、気品の高さと絶妙な魅力を持つ独自の作風を生み出しました。
そんな木下孝則ですが、父親が明治大学総長をつとめた人物という事だけあり、京都大学や東京帝国大学で学ぶなど画家とは程遠い経歴を持っています。
母方の叔父に西洋美術史家の児島喜久雄がいた事、小島善太郎、林倭衛、佐伯祐三らと交友した事などが画家としての道を進む要因となったとされています。
油彩画で初めて賞をもらったのは第8回二科会展に出品した「富永君の肖像」で、その後も樗牛賞、二科会賞を続けて受賞しています。
また、1930年協会展や春陽会展にも出品するようになり、フランス留学を経て一水会の創立に加わり、戦後は一水会と日展を活躍の場として多くの作品を発表しました。
そんな木下孝則の作品のご売却をしませんか？
いわの美術では木下孝則の作品の買取に力を入れております。
お品物によって査定額は違ってきますので、査定・見積無料のいわの美術にお任せ下さい。
木下孝則の作品にはこちらのお写真のような「T.Kinoshita」などとサインが記されています。
ご自宅にある油彩画の中にお写真のようなサインが見られましたら、それは高価買取が期待できる木下孝則の作品かもしれません。
また、木下孝則は女性像の他にもバラなどの草花をモチーフにした作品や風景画も手掛けています。
人気があるのは女性像ですが、それ以外のモチーフでも十分高価買取が期待できる作家ですので、ご自身で価値を判断せずいわの美術までご相談下さい。
いわの美術では日本全国を対象に木下孝則の作品の出張買取・宅配買取を行っておりますので、弊社から遠方にお住まいであってもお気軽にお問合せ下さい。
