中島潔のリトグラフの買取致します
「彼の絵には切なくて限りなく美しい風が常に吹き続けている」と歌手さだまさしに評される”風の画家”、中島潔(なかじまきよし)。
只今、いわの美術では中島潔のリトグラフの買取に力を入れています。
お手元に中島潔のリトグラフをお持ちの方がいらっしゃいましたら、いわの美術までご連絡ください。
中島潔について
中島潔は国内外問わず人気と評価の高い作家ですが、師などは特になく絵画の勉強は独学でした。
彼が18歳の時に母のウメ子が他界し、その2ヶ月後に父親が再婚したことで、家を飛び出し上京します。印刷工場などで働きなが絵の勉強をして、生きるために必死で働いたそうです。描いた絵をギャラリーやデザイン会社などに持ち込んで、自分を売り込みながら絵に携わる仕事を探しました。
広告会社で働き始めてからは、アートディレクターとして数多くの賞を受賞します。その後NHKのみんなのうた『かんかんからす』のイメージ画を担当したことで、より多くの人に知られるようになり、これをきっかけにフリーでの活動をはじめます。フリーとなってからは、ボローニャ国際児童図書展での受賞、北京で展覧会を開くなど精力的に活動をしていきます。
中島潔の作品には、金子みすゞの詩『大漁』から影響を受けた作品があります。漁師が大漁で喜ぶ中イワシは弔いをするだろうという、生命の儚さをうたった詩です。中島潔は、この詩から影響を受けて、成就院の襖絵を描かせて欲しいと自ら依頼して、5年をかけて完成させました。
そこで描かれている子供の表情は、他の中島潔の作品で描かれているどこか悲しげで可愛いだけの子供ではなく、失われていく命をまっすぐに見つめる強い眼差しが印象的です。5年という歳月をかけて作られた、『大漁』には、中島潔が若い頃に経験した母の死と、父の再婚という当時は向き合えなかった過去への思いが込められています。
その後『大漁』はNHKで特集を組まれたり、展覧会で公開されると多くの人を魅了し感動をもたらしました。
中島潔のリトグラフのお買取りについて
中島潔のリトグラフは中古市場でも人気が高く、高価買取が期待されます。中島潔は、リトグラフの他に油彩、木版画の作品もあり、そちらもお買取りの対象となります。
高価買取が期待できる中島潔の作品ですが、モチーフや、作品の出来によってお値段が変わります。リトグラフ、木版画であれば、刷られた枚数によってもお買取り金額が違います。多く刷られているものは、あまり金額が上がらない場合が多いです。作品の下の部分にあるエディションナンバーを見て頂くと”○/○”と書かれているので、刷られた枚数がわかります。
また、額に傷・シミなど、お品ものの状態によっては査定の評価がマイナスになることもございますので、今はご売却予定がなくても大切に保管しておくことをおすすめ致します。
中島潔のリトグラフをお持ちの方はいわの美術までご連絡ください。メールや電話でお問い合わせいただければ、無料で査定致します。
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