田中孝の作品のお買取り強化致しております!
明るい空にぽつんと浮く太陽と一隻の船
端正な画面構成でありながら夢幻的な世界を創り出す版画家・田中孝のシルクスクリーン作品のお買取りを強化中です!
また、弊社では絵画以外にも骨董品・美術品のお買取りを致しておりますのでご不要になったお品物がございましたらお気軽に いわの美術 までお問い合わせください。
( 作家:田中孝 作品名:『森の彼方-船-』 技法:シルクスクリーン )
田中孝について
田中孝の略歴
田中は1948年に滋賀県の大津市に生まれました。京都市立芸術大学西洋画専攻科 在学中から頻繁に個展を開催するなど精力的な活動を展開していた田中は1975年に同大学を修了。
同年、第1回大阪府民ギャラリー版画コンクールに作品を出品するとコンクール賞を受賞すると1980年第五回ノルウェー国際版画ビエンナーレで次席に選ばれました。
そして1977年第一回日本現代版画大賞展優秀賞を受賞するなど田中は版画界で確固たる地位を築きました。
田中は主にシルクスクリーン作品を写真現像の技法を応用した写真製版法によって制作していますが、1980年代に銅版画に挑戦するも1990年代には自身の出発地点であるシルクスクリーンに戻っています。その後一貫してシルクスクリーン作品での制作を続け出品・個展を重ねました。
田中孝の技法
田中の作品は写真製版によるシルクスクリーンを主な表現技法としています。
制作はまず田中のイメージに沿って自作のミニチュアフィギュアや照明を配置し写真に撮影。この写真から版を起こして刷り上げることで作品は完成されます。
作り込まれた虚構世界を写真に撮影、また版画として刷り上げることで次第に虚構に現実感が伴います。この感覚に作者は面白味を感じ、同時に田中独特の作風として高く評価されています。
田中孝の作品の特徴
田中のシルクスクリーン作品は写真と版画の特性を利用していることが特徴的です。
現実にはない自作の虚構風景(ジオラマ)を、現実を写す特性を持つ写真で撮影することで創作物の虚構性が薄れます。
さらにシルクスクリーンで刷り上げることにより版画の持つ絵画性により作品のもっていた虚構性は現実に内包されその境目があいまいになります。
この工程を作者は「嘘から出た実」と話しており、作品には合わせ鏡の如く虚構と現実を内在した独自の魅力的な世界が展開されています。
さらに、この版画のフィルターをより複雑化している要因が色彩です。
鮮やかな色は使わず落ち着いたトーンで一貫することで蜃気楼のようなあやふやな非日常感が生まれています。
田中孝の作品のお買取りについて
いわの美術は田中孝のシルクスクリーン作品の高額お買取りに力を入れています。
ぽつんと茫漠たる空間に配置されたモチーフは田中独自の技法によりあやふやな存在となり独自の世界観を表現しておりその作品に魅了される人は多く市場でも人気のあるお品物です。
シルクスクリーンのお買取りでは作家サインやシリアルナンバー(分数表記の数字)や状態などが重要となります。
シリアルナンバーは多くの場合が分母が制作総数、分子がその内の何枚目に刷られた作品かを表わしており分母が小さい作品は希少価値が高いため高額でのお買取りとなる場合がございます。
お問い合わせの際にはこのシリアルナンバー、作家サインなど出来る限り詳細な情報をお伝えいただきますようお願いいたします。
ご処分をお考えのお品物がございましたら いわの美術 にお任せください!
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