横浜と横須賀に店舗を構える弊社ですので、地元ゆかりの画家の作品の買取依頼を頻繁にいただきます。
今回もそんな依頼のうちの一つ、30年以上も人体を追究しつづけてきた画家集団アトリエ21の上田耕造のクロッキー作品です。
アトリエ21は東京藝術大学の同期である岡田高弘、広田稔と上田耕造の3人共同アトリエとして横浜(関内)に開設されました。
上田は世界各地を旅していく中で生まれた新たな価値観や、心象風景などを描く画家として知られています。
東京藝大在学中からその実力の高さが注目されており、卒業後は天井画や大壁画など華やかに空間を彩る大型作品を多く手がけました。
現在はアトリエ21で美術講師としても活躍しており、クロッキーを重視しています。
クロッキーとはスケッチとも言われ、鉛筆やコンテなどで短時間のうちに対象を素描することです。
瞬時に対象を捉え素描するクロッキーはデッサン力の基礎となり、絵を描く為に必要な能力です。
作家のアイディアを描きとめるメモのような役割や、基礎練習、完成品までの習作として捉えられがちですが、余分な情報をそぎ落とし、必要な部分だけを残して構成する高い観察力とデッサン力からアトリエ21のクロッキーは作品として成り立ち、市場でも高い人気を誇ります。
ご売却をお考えのお品物がございましたらぜひ一度
いわの美術にご相談くださいませ!
■ 上田耕造の略歴