美術館レポート:横須賀美術館に行ってきました!
今回は横須賀美術館で開催されている
『ねないこだれだ』誕生50周年記念 「せなけいこ展」の概要や見どころをご紹介致します!
開催概要
企画展名
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『ねないこだれだ』誕生50周年記念 「せなけいこ展」
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会場
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横須賀美術館
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アクセス
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京急馬堀駅よりバス10分
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会期
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2019年7月6日(土)~9月1日(日)
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休館日
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8月5日(月)
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開館時間
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午前10時~午後6時
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観覧料
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一般1000(800)円、高大生・65歳以上800(640)円、中学生以下無料
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*()内は20名以上の団体料金(前売りは7月5日まで) *高校生(市内在住または在学に限る)は無料 *身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と 付添1名様は無料 *前売り券は美術館受付、横須賀芸術劇場チケットセンター(横須賀芸術劇場1階、横須賀中央駅モアーズシティ1階)でお求めになれます。
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鑑賞時間
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約1時間
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混雑度
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平日はやや混雑。土日混雑。
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公式HP
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http://www.yokosuka-moa.jp/
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見どころ
『ねないこだれだ』や『めがねうさぎ』など、世代を超えて多くの親子に読み継がれるロングセラー絵本の生みの親せなけいこさんは、37歳の時に絵本作家としてデビューされました。当時は二人のお子さんの子育て真っ只中ということもあり、いつでも手を止め、また直ぐに制作を再開できる「貼り絵」という手法が絵具などを使うよりも適していたそうで、子育てがひと段落した後も、貼り絵での魅力的な絵本を沢山つくられています。
今回の展示では、絵本デビュー作の「いやだいやだの絵本」4冊シリーズをはじめとする絵本の原画や貴重な資料などが約300点を出品されています。また、これまであまり知られていなかった、絵本作家デビュー前の幻燈や紙芝居の仕事も紹介され、せなけいこの世界観を存分に味わうことができる内容でした。
以下4構成で、『ねないこだれだ』からの50年を楽しい作品と共に紹介されています。
1 絵本作家せなけいこ 誕生
2 デビュー前夜
3 子どもの生活の中から生まれた絵本
4 おばけとゆうれい
5 終わらないせなけいこの絵本世界
あまり目にしたことのない作品の原画を見れるのも見どころの一つですが、
せなさんが貼り絵作業の際に使っていた紙やはさみ、のりなどの道具が展示されているのが見られるのはこの機会ならでは‼
作品が出来るまでの手順を、せなさんが実際に書かれた下絵などをもとに紹介されているコーナーも見逃せません。
おわりに
お二人のお子さんを育てながら作られた作品は、母の愛情たっぷりの視線が込められていて、観ているだけでほっこりした気分になりました。
また、動物が大変お好きなせなさんはご自宅でウサギを2羽飼っていらっしゃったこともあり、
ウサギをモチーフにしたユニークな作品が多いという発見も‼
会場最後には、おなじみのおばけやうさぎの顔が描かれたテーブルが用意され、
せな作品を座ってゆっくり読むことも出来、小さなお子さんも楽しめます♪
会期も残すところ1週間を切りましたが、夏休みの思い出作りにご家族で是非お出掛けになってはいかがでしょうか?