ベルナール・ビュフェの作品を探しています。【買取・新着情報】

ベルナール・ビュフェの作品を探しています。
2019.6.6

 買取りのベルナール・ビュフェのサントロペのパノラマ

写真の作品はいわの美術でお買取りのベルナール・ビュフェのリトグラフ 『サントロペのパノラマ』(PANORAMA DE SAINT-TROPEZ)です。

ベルナール・ビュフェは黒く荒い線と暗鬱な色で強烈な孤独を感じる作品を生み出し、第二次世界大戦直後の人々の心の痛みと共鳴して名声を集めました。


ベルナール・ビュフェ Bernard Buffet
1928-1999
フランス
画家、版画家

 略歴

買取りのベルナール・ビュフェのリトグラフ

ベルナール・ビュフェが11歳の時に第二次世界大戦勃発、12歳でナチスドイツによるパリ占拠、17歳で母が死去し、18歳で終戦を迎えました。


元々絵を描くのが好きだったベルナール・ビュフェは、15歳でパリにある国立高等芸術学校のエコール・デ・ボザールへ入学するもすぐに退学し独学で絵を学んでいきます。

母亡き後1人でキャンバスに向かう事が多くなり、作品制作に没頭した事で1948年、僅か20歳でパリで最も権威のある批評家賞を受賞し名声を得ました。

同年結婚しますが、1年も経たないうちに離婚し、1950年にはピエール・ベルジェに出会います。


ピエール・ベルジェは当時公表することが珍しかった同性愛者で激しい愛情を持っており、2人は公私共にパートナーとして一緒に暮らしました。

経営やマネージメントに才能があったピエール・ベルジェはビジネスには疎かったベルナール・ビュフェの売り込みに成功し、2人は若くして上流階級の仲間入りを果たします。


しかしながら、ピエール・ベルジェは1958年に生涯のパートナーとなったイヴ・サンローランと運命の出会いを果たし、ベルナール・ビュフェの元を去りました。


同年30歳のベルナール・ビュフェは女優・歌手・作家であったアナベルと再婚します。

以後アナベルはベルナール・ビュフェのミューズとして作品に度々描かれることとなりました。


2人は実子に恵まれず、長女ヴィルジニー、次女ダニエル、長男ニコラの3人を養子に迎えました。


1999年、ベルナール・ビュフェはパーキンソン病に侵されもはや絵を描くことが不可能になったことを悲観して、プラスチック袋をかぶって自死という破滅的な最後を迎えます。


近年ではベルナール・ビュフェの養子や孫達が、ベルナール・ビュッフェの作品のプロモーションを行うべく活動しているそうです。


 作風

買取のベルナール・ビュフェの作品

ベルナール・ビュフェは多感な十代の時期に第二次世界大戦を迎え、母親も亡くしています。


それ故に、刺々しい黒い線と抑圧されたかのような色彩は、自身の報われない苦しみを具象化したかのようです。


この虚無感や寒々しさが当時の戦後の人々の共感を得て人気を集めました。


また、絵の制作が非常に早いことでも有名で、亡くなるまで約8000枚の作品を残しています。


 世間の評価

20歳で彗星のごとく現れ、爆発的な人気を誇ったベルナール・ビュフェは非常に早熟でした。

1950年代、1960年代をピークに本国フランスでベルナール・ビュフェの作品は飽きられてしまいます。


しかしながら日本での評価は非常に高く、1973年静岡県にベルナール・ビュフェ美術館が設立されました。


20世紀に入ると自国でもフランス画壇の巨匠として再び評価され始め、2016年~2017年には大規模な回顧展が開催されるなど注目を浴びています。


 ベルナール・ビュフェ美術館

ベルナール・ビュフェのサントロペのパノラマ

スルガ銀行の創業家で三代目頭取の岡野喜一郎は、ベルナール・ビュフェと同世代であり、熱心なコレクターでした。


私財で購入されたベルナール・ビュフェの作品を集め、1973年に建設されたベルナール・ビュフェ美術館は、スルガ銀行と岡野家の繁栄と社会貢献の象徴となりました。


しかしながら2018年に発覚した不正融資問題の一角として、スルガ銀行からベルナール・ビュフェ美術館への寄付金がファミリー企業に横流しされていたとの報道があり批判を浴びました。


実際は赤字経営であったベルナール・ビュフェ美術館の今後の存続が危ぶまれています。


 高価買取のポイント

ベルナール・ビュフェは油彩画、水彩画、版画(リトグラフ、ドライポイント)を作成しています。


肉筆画の買取価格は非常に高額ですが、版画でも高額買取の作品は多数存在しています。

版画の場合はリトグラフよりもドライポイントのほうが高額になる傾向があり、発行部数が少ない作品や肉筆サインがある作品は更に価格が上がります。


作品は湿度・温度・照明に気をつけて保管下さい。

高い湿度と温度は紙の伸び縮み、カビ、虫などのダメージの原因となります。

防虫防カビ剤は気化して作品のシミの原因となることがあります。

紫外線は色あせの原因となりますのでご注意下さい。


ベルナール・ビュフェの版画お買取りいたします。

いわの美術ではベルナール・ビュフェの版画(リトグラフ、ドライポイント)、肉筆画(油彩画、水彩画)を探しています。

コレクションの整理や遺品整理でベルナール・ビュフェの作品のご売却をお考えの場合は、いわの美術までご連絡下さい。


今回お買取りのリトグラフ『サントロペのパノラマ』は150枚の限定で人気の高い作品でしたので高価買取させていただきました。


いわの美術ではベルナール・ビュフェの作品価値を高く評価して、経験豊富な査定人が丁寧に無料査定し、お客様の納得の上でのみお買取りいたしております。

初めてのお客様もお気軽にお問い合わせ下さいませ。

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