川崎普照のブロンズ・木彫作品をお買取りいたします。
写真のお品物は、いわの美術でお買取りしました川崎普照(かわさき ひろてる)のブロンズ裸婦像です。
自然の美しさを愛し、人体の自然美を追求する作家の精神が造形に込められた逸品です。
川崎普照について
川崎普照は昭和6年東京都に生まれ、武蔵丘高校を卒業後、昭和27年から看板美術等を手掛ける三美工芸に勤めました。
彫刻の道に入るのは結婚後の27歳からと遅咲きであるものの、それまで仕事で木彫彩色にも携わり、そこで彫刻の大家・平櫛田中の信頼を得るに至る実力を発揮していました。
結婚後、義父の彫刻家・平野啓吉と出会い彫刻の世界に魅せられると、本格的に学ぶために昭和34年から太平洋美術学校へ通います。
美術学校入学から1年後の昭和35年に早くも日彫展で初入選、奨励賞を受賞し、翌36年には日展で初入選するなど彫刻キャリアのごく初期から華々しい経歴を重ねていきます。
続く昭和37年に第58回太平洋展初入選・奨励賞を受賞し、昭和39年に日展で特選となるとその名と彫刻家としての技量を全国に知られる事となります。その後も多数の重要な受賞を重ね、現在は日本彫刻会理事となる重鎮の一人です。
川崎普照 年譜
昭和6年 東京都に生まれる
昭和27年 三美工芸に就職
昭和34年 太平洋美術学校に入学
昭和35年 日彫展初入選・奨励賞受賞
昭和36年 日展初入選
昭和37年 太平洋展で初入選・奨励賞受賞
昭和39年 日展特選
昭和44年 日展会員
昭和47年 ヨーロッパ研修旅行
昭和50年 初の個展を開催
昭和61年 日展評議員
平成5年 日展で内閣総理大臣賞受賞
平成10年 日本芸術院賞受賞、日展理事
平成16年 日本芸術院会員
平成17年 日展常務理事
平成18年 日本彫刻界理事長
川崎普照の彫刻作品をお買取りいたします!
川崎普照の作品は、写実に徹した人物像または動物像が多く、最も偉大な師として自然そのものを重んじる川崎の精神を表し、理想化しないそのままの美しさをポーズで表現しています。
「自然はだれが見ても美しく感動するものであり、その中でも人体はもっとも複雑でバランスのとれた美しさを持っている」との見方から、人間および人体そのものの持つ美しさや力強さを誇張の無い造形表現で表す川崎普照の作品は、健康美と人間愛に満ちています。
写真のお品物の裸婦像は川崎の得意としたモチーフの一つであり、自然美を称える川崎の彫刻表現の真骨頂とも言えます。川崎普照は存命中の現役作家ですが、一般に流通している作品は動物像の縁起物が多く、裸婦像は希少となっております。
いわの美術では骨董品・美術品を中心にお買取りしており、彫刻作品も多数のお買取り実績がございます。お手元に手放されるご予定の川崎普照作品がありましたら、ぜひ、いわの美術へご連絡ください。
また、日本画と彫刻を学び繊細な作風が特徴的な石川光明や、動物彫刻の第一人者と言われている池田勇八の彫刻作品などもお買取りしております。
お買取り査定のお問合せはお電話・メール・LINEにて受付しております。お写真を添付してお送り頂きますと、専門の査定員が拝見しネットで無料見積りが可能となります。
遺品整理や蔵のお片付け、コレクションの整理などご売却お考えのお品物がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。お客様からのご連絡をお待ちしております。
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