ラッセンのミクストメディア作品をお買い取りいたします。
写真のお品物は、いわの美術でお買取りいたしました、クリスチャン・ラッセンの版画作品です。
クリスチャン・ラッセンは世界中でマリンアートの画家として知られ、日本でも1980年代から90年代にかけて一世を風靡しました。
ミクストメディアとは、シルクスクリーンのような版画技法を複数用いたもので、発色と質感の表現に長け、近年のラッセン作品に採用されています。
クリスチャン・ラッセンについて
1956年アメリカのカリフォルニア州に生まれたクリスチャン・ラッセンは、11歳の時に家族でハワイに移住し、オアフ、マウイ、ハワイ島を転々と移り住み、マウイに定住しました。
美しい海に彩られた自然に親しんで成長し、やがてサーフィンと画業を両立し始め、1976年20歳のころから作品を発表します。
サーフィンにおいてもプロサーファーとして世界ランキング入りする実力の持ち主で、自然への愛と崇敬、慈しみに満ちたラッセン独自の目線は、独特の鮮烈な色彩と神秘的なイルカや夜景を通して作品世界に展開されています。
穏やかでいて鮮やかな美しい画面はひろく一般に受け入れられ、1983年には国連のクリーンオーシャンキャンペーンのイメージアートを制作、1989年にはホノルルマラソンの公式アーティストに任命されるなど活躍の場を広げ、1992年には国連記念切手の図案にも採用されました。
日本においては1989年にアール・ビバン社が独占販売契約を結び、現在にいたるまで信頼関係のもと良質な作品を確かな販路のもとに供給しています。
作品の販売以外にも大型の企画展を開催し、ラッセン原画展「ピース」では日本でのラッセンの知名度を上げ人気を確かなものとし、1997年の「全国縦断クリスチャン・ラッセン原画展」と合わせて10数万人の動員を記録しました。
ラッセンの版画作品でもっとも有名なのは波立ち躍動感のある海や、イルカの跳躍する風景ですが、それ以外にも白馬の駆ける幻想的な風景や、ディズニーとのコラボレーション作品など多岐に渡っています。
いずれの絵でも画面中央上部あたりに月または日の出・日没頃の太陽が輝き、画面に美しい光のリズムを与え、見る者をつねに明るい気持ちにさせてくれます。
また木々や波しぶき、小さな魚たちや夜空の星屑に至るまで、現実かそれ以上に緻密な描写も特徴で、鮮やかで丁寧な色彩と相まって鮮烈な印象をもたらします。
これらのラッセン独自の画風は筆致を感じさせない透明感のある塗りに支えられ、グレージングという古典技法を徹底して生まれる効果でもあり、画家としての手腕が伺えます。
ラッセンのマリンアート作品をお買取りいたします。
クリスチャン・ラッセンは、鮮やかな色彩のマリンアート作品が特に幅広い世代に支持されています。
ラッセンの絵はシルクスクリーンやミクストメディアでの流通がメインとなっており、人気のモチーフであるか、刷数が少ないかなどにより査定額に変動が生じます。
版画の技法によっては退色や変色、シミなど経年変化しやすいものもあり、絵の状態はお買取り時に重要となります。
版画作品の原画はおもに油彩で描かれ、希少ですが肉筆画が流通する場合もございます。この場合は絵の状態が良好であること・画廊などの証書がありますと、高額のお買取りが期待できます。
いわの美術では美術品・骨董品を中心にお買取りしており、ラッセンのシルクスクリーンやミクストメディア作品も過去に豊富なお買取り実績がございます。
専門の査定員が拝見し、オークション落札価格など中古市場の相場を鑑みた上で最高値のお買取り額をご提示できますよう尽力しております。
ご自宅やご実家のお片付け、蔵や倉庫などの整理でご売却をお考えのクリスチャン・ラッセン作品がございましたら、いわの美術にお任せください。
お買取り査定のお申し込みの、その他お問合せはお電話・メール・LINEにて受付しております。
絵のモチーフなどが査定額を大幅に左右するケースが多い為、可能でしたらメール・LINEにてお写真をお送り頂きますと、オンライン無料査定が可能となります。
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