前立て買取ます!!
「前立て」という言葉を聞いても何の事だかピンとこない方も多いのではないでしょうか?
こちらのお写真が前立てなのですが、現代ではあまりなじみのないお品物かと思います。
前立てとは、甲冑などの兜の飾りの部分の事なのですが、伊達正宗や直江兼続の鎧姿を思い浮かべて頂くと分かりやすいかと思いますが、兜についている三日月や愛という文字の飾りの事です。
前立てがこのように目立つ形になったのは、戦国時代からの事でこれは戦い方が一騎打ちから集団戦になった事で、戦場で主君が自己アピールをする目的と、家臣に無事を知らせるために派手な兜が必要だったからだといわれています。
そのため、実に様々な形が作られ、実際に用いられていました。
この前立て、それぞれに意味があり、三日月は不死身のシンボルとして、鹿の角は神の力が宿るとされ、毛虫を模ったものは毛虫は前進のみで後退しない事から縁起物として好まれていたようです。
また、武将クラスの前立ては金箔や漆塗り、入手困難な孔雀の羽などを使用した高価な装飾の前立てが使用されていましたが、足軽クラスの前立ては実にシンプルな前立てが多いのが特徴です。
これは、庶民には装飾を施した前立ては高価で手が出せず、仮に高価な前立てを所持していた場合、盗まれたり、強奪される事を恐れていた事と、戦闘に無用なものは上司が認めてくれない事が大きく影響していたようです。
ご自宅で眠っている前立てはございませんか?
コレクターの多い前立てはいわの美術が高価買取をさせて頂きますので、お気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。
前立ての買取について
前立ては兜の飾りとして使うものなのですが、武将クラスになればなるほど、その形状は目立つように作られ、とても重そうに感じる見た目をしていますが、実は、前立ては壊れやすい素材で作られています。
これは、馬で滑走した時に前立てが木の枝などに当たったなどで首を傷めないようにするための工夫です。
そのため、古い時代の実際に戦闘で使われた前立ては壊れやすく、破損してしまうと、その分がマイナス評価となり買取額が下がってしますので、扱いには十分注意が必要です。
また、古い時代の前立てのレプリカも作られており、もちろんこちらも買取る事ができますが、美術品としての価値のみでの買取となってしまいます。
前立ての素材は、金属、木、漆など様々な素材が使われています。
お問合せの際は「実際に使われていたのかどうか」「素材」「形」「破損の有無」をお伝え頂くとお話しがスムーズに進みます。
口頭で伝えるのが難しい場合は、お写真をメールに添付して頂ければ画像を見ての簡易査定を行いますので、こちらも合わせてご活用下さい。