有元利夫の買取を行っております!!
有元利夫は岡山県出身の洋画家で、有元家は氏族・美作菅氏(みまさかかんし)の末裔だったそうです。
幼い頃に東京に家族で移住し、親は手広く貸家業を営んでいましたが、戦争によってそのほとんどを失い、戦後には手堅い商売を始めようと文具店を営むようになります。
そのため、画材に困る事はなく有元利夫は少年時代から油彩画を描いており、画家になる事を夢見ていました。
4浪の末、東京藝術大学美術学部デザイン科に入学し、3年生の時にヨーロッパへ旅行をした事をきっかけにポンペイの壁画、フィレンツェのフレスコ画から感じた長い年月を経た絵の具の染み込み具合、そして風化した質感に魅了され、自らの作風に取り入れる事にしました。
風化した味わいを感じるようにするにはどうしたらよいのか考え、ただフレスコ画を模倣するだけではダメだと日本古来よりある日本画の絵の具「岩絵具」を使ってキャンバスに描く独自の画風を確立しました。
有元利夫の作品はイタリアルネッサンス期に活躍したピエロ・デラ・フランチェスカに大きく影響を受けており、日本の古仏、「平家納経」などの古典様式を取り入れ、女神を思わせるような人物像で雲、花弁、トランプ、カーテンを画面を彩る素材として多用しており、よく作品に登場します。
タロットカードのような不思議な印象を与える有元利夫の作品は、現在でも根強い人気を誇っており、いわの美術でも高価買取で対応している画家です。
有元利夫の作品買取について
有元利夫は38歳という若さで亡くなっており、生涯制作した板絵やキャンバス画などは400点に満たない数で、大変貴重なものとされ中古市場でも高値で取引されているため、高価買取が期待できる画家です。
また、板絵やキャンバス作品の他にも塑像、木彫、版画などの制作を行っており、作品によって買取額は違ってきますが、こちらも買取ができる有元利夫の作品です。
有元利夫は中古市場でも高値で取引されているといっても、作品の状態が悪いとマイナス評価となり、せっかくの高価買取が期待できるお品物なのに、残念な結果になってしまう場合もございます。
そうならないよう、今は売却する予定がなくても大切に保管しておく事で高価買取へと繋がります。
有元利夫は独特の画風なので、知識がない方でも同じような作品を見たら期待してしまいますよね。
有元利夫かもしれない作品でもいわの美術にご相談頂ければ、無料で鑑定を行っておりますので、お気軽にご相談下さい!!