クライヌリッシュ買取ります
いわの美術では、職人達の高い技術力により作られたシングルモルト、クライヌリッシュをお買取り致します。
クライヌリッシュ蒸留所は、スコットランドの北東部の釣りやゴルフが楽しめるリゾート地のブローラ町に1819年に創設されます。
創設当時、ブローラ町の周辺にはウイスキーを密造している蒸留所が多く、それに気づいたサザーランド公爵はいい考えを思いつき行動に起こしました。
クライヌリッシュ蒸留所を建設する事により、違法蒸留所への穀物提供を止める事と、周辺地域の穀物農家のために市場を確保する目的とし、約750ポンド(14万円)の安い金額で建てたと言われています。
これにより、農家の人々は自分たちの育てた穀物を手っ取り早く売る事ができて喜び、その後クライヌリッシュ蒸留所は黎明期によって評価が高くなったと言われました。また、何年もの間商売用の販売を拒み、馴染みのお客様にしか売らなかったそうです。
ロンドンの酒類業界向けに作られた週刊誌ハーパーで秘書官をしていたアルフレッド・バーナードは、クライヌリッシュ蒸留所についての記事を書き、そこで「スコッチウイスキーの中で一番値段が高かった」と書かれたそうです。
そんな有名だったクライヌリッシュ蒸留所ですが、世界恐慌により経済は大不況を迎え蒸留所は閉鎖、蒸留は再開と停止を繰り返しますが第二次世界大戦により大麦の供給がストップしてしまったため閉鎖となりました。
その後、今まで使っていた手動の石灰式のかまどから近代蒸留方式に変更、電力も設置し、近代化された設備で1967年に新しくクライヌリッシュ蒸留所として創設されました。
元々クライヌリッシュ蒸留所として使われていた建物は、ブローラと改名され1969年から稼働、新しいクライヌリッシュ蒸留所とは全く異なったピートを強く効かせたウイスキーを作り出します。
しかし、わずか14年間という短い期間で閉鎖されてしまい、現在は新しいクライヌリッシュ蒸留所のみで製造されています。
いわの美術では、常に専門家達の高い評価を受けてきたシングルモルト、クライヌリッシュをお買取りいたします。
クライヌリッシュの買取りについて
クライヌリッシュ蒸留所は、1967年に新しく創設されましたが、設備が近代的になっただけなので、スチルや、麦芽、仕込み水、熟成庫も昔と変わりません。
現在でも原料となっている大麦は、創業当時と変わらず北ハイランドで製麦、水もクラインミルトン川から蒸留所へパイプを通じて送られます。
その原材料にマスターディスティラー(蒸留責任者)が職人技を加え、最低でも14年間オークカスクの中で熟成されクライヌリッシュが出来上がります。
そして常に伝統を守り続け、その味わいは、スパイシーな味わいですが、マスタードのようなフレッシュさ、ドライな飲み心地で、独特な蜜ろうの香りも漂います。
ビクトリア朝時代の偉大な著者でもあったジョージ・セインツベリー教授も好んで飲まれたと言われています。
また、70年代の前半に蒸留されたウイスキーは、潮っぽいコクがある事から海を感じられるとウイスキー愛好家達から絶賛されていました。
いわの美術では、創業当時と変わらぬ味わいを守り続けているクライヌリッシュをお買取り致します。
また、サマローリ社で瓶詰されたクライヌリッシュや、イタリアで伝説的なウイスキーコレクターのエドアルド・ジャコーネにちなんで作られたクライヌリッシュのジャコーネボトルなど高価お買取り致します。
頂き物で飲まないけど処分するにはもったいない、棚に入りきらないから処分したいなどお困りでしたら、是非一度いわの美術までお問い合わせください。