いわの美術では佐久間芳丘の作品をお買取りしております。
代々茶陶を専門に作ってきた窯元の家系で、唐津・高麗・志野・伊賀など幅広く制作している作家です。
兄の佐久間勝山は四代目として活躍しました。
佐久間芳丘は1911年(明治44年)、三重県にある松阪萬古焼窯元「松古窯」の三代・佐久間芳隣の次男として生まれ、幼い頃から祖父の二代・佐久間芳春から作陶を学びました。
1964年(昭和39年)に独立してからは古陶磁器の研究を重ね、高麗茶碗の一種である井戸茶碗の制作において格調高い独自の作風を確立します。もともと日常的に使われていた高麗茶碗が茶の湯でも持ち込まれるようになったのは彼の功績と言っていいでしょう。
代表作には井戸茶碗、動植物をモチーフにした香合、朝鮮唐津水指などがございます。
萬古焼は万古焼とも表記され、伊勢桑名の豪商・沼波弄山が御庭焼として始めたものが最初と言われています。
松古窯はその流れを汲み、初代・佐久間信春が百々川焼として1856年(安政3年)に開窯しました。下村焼、徳和焼と移り変わり、三代・佐久間芳隣の時に現在の名である「松古窯」と命名されたそうです。
現在は四代・佐久間勝山の息子、芳山が五代目を継承しました。
お点前における水指の役割は、釜湯が煮え立つのを防ぐために水を注いだり、釜に入っているお湯が少なくなった時に注ぎ足したりすることです。
また、茶碗や茶筅を洗うのに使用する水を入れておく役割もあります。
このように茶道では水の必要性が高く、茶席の雰囲気を大きく左右する重要な茶道具の一つといえるでしょう。
画像で使用している作品は陶器製の水指ですが、漆器や木地、ガラス製、金属製など様々な材質の水指が作られており、形の種類も多岐にわたります。
濃茶では落ち着いた雰囲気のものが好んで用いられることが多いですが、備前焼や唐津焼などの水指もあるように、鑑賞に値するのは勿論ですが工芸品としての役割も担っています。
お取り扱い可能な作家
加賀瑞山、森一蔵、西尾瑞豊、十一代三輪休雪、加藤卓男など
この他にも多数お取り扱いさせて頂いております。
いわの美術では佐久間芳丘の茶道具をお買取りしております。
彼の作品は千家家元の書付道具も多数存在しますので、木箱や印の入った布などお手元にありましたらご一緒に保管をお願い致します。
お引越し、ご実家や蔵の解体、遺品整理などで出てきたお品物はございませんか？
今回ご紹介させて頂いた御道具以外でも対応いたしますので、ご売却をお考えでしたらぜひ弊社までご連絡下さい。
画像を送って頂くだけでご自宅にいながら無料査定ができます。
ご不明な点などございましたらフリーダイヤル（0120-226-590）からも承っております。
ご売却はお客様がご納得の場合のみお受けしておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
スタッフ一同、皆様のご依頼を心よりお待ちいたしております。
