山本豊市 『聴』のお買取り致します
山本豊市は戸張孤雁、アリスティド・マイヨールに師事した彫刻家で、乾漆技法を現代彫刻に上手く取り入れたことで高い評価を受けている彫刻家です。
いわの美術では山本豊市の彫刻作品の強化を致しております。
ご遺品の整理や、美術作品のご売却でお悩みの方はいわの美術までご相談下さい。
山本豊市について
山本豊市(やまもととよいち、1899~1987)は東京都新宿生まれの彫刻家です。
山本豊市は錦成中学校を卒業すると彫刻家戸張孤雁(とばりこがん)に弟子入りし、彫刻の技術を学びました。
戸張孤雁は『考える人』など文学性の強い彫刻作品を数多く制作したオーギュスト・ロダンに影響を受けたことで知られております。
また、山本豊市は1923年から1928年にフランスに渡り同国出身のアリスティド・マイヨールに弟子入りを果たしました。
アリスティド・マイヨールはオーギュスト・ロダンやアントワーヌ・ブールデルらとともに近代ヨーロッパを代表する彫刻家の一人で、女性の裸体像を主なモチーフとして作品制作をした作家であります。
アリスティド・マイヨールの作品は物語性やそれとなくメッセージを匂わせるような寓意性を抑えて、その時代ごとの学芸や文化を参考にしたような調和のとられた古典主義的な作風です。
こういった経緯から山本豊市の作品はオーギュスト・ロダン、戸張孤雁、アリスティド・マイヨールらから多大な影響を受けました。
アリスティド・マイヨールから彫刻技術を学び、帰国した後は京都や奈良の仏像に興味を抱いて研究します。
しかしながら、銅や石膏といった材料不足という環境下であったことも影響して乾漆彫刻を学ぶことになりました。
1936年の第一回改組帝展に乾漆像「岩戸神楽」を出品し、これ以後は乾漆の技法を彫刻に導入するというオリジナリティあふれる作品を制作し続けます。
日本古来の素材である漆を西洋的な技術とマッチさせた独自の作風は高く評価され、1983年には文化功労者となりました。
こちらでご紹介させて頂いております山本豊市『聴』は1966年頃の作品で、女性が手を首に当てて耳を傾げている様が伺えます。
どんな音に耳を傾けているのかを想像するのも楽しめる味わい深い、見るとほっこりするような裸婦像です。
彫刻作品のお買取りについて
いわの美術では彫刻家山本豊市の作品のお買取りを強化いたしております。
彫刻のお買取りでは作家名や共箱の有無、大きさで評価が変わりますので、ご連絡の際はこちらの情報を頂けますとスムーズに無料査定のご案内ができます。
品物のお写真を頂けますとより詳しくお調べできますので、こちらも併せてご利用ください。
ご遺品の売却や、お手持ちのコレクションの整理などでお困りの方はいわの美術まで是非お問い合わせください。
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