表面に写真や絵を装飾した葉書きで、
別名「ポストカード」とも呼ばれています。
絵葉書は1872年のドイツから始まり、1873年にフランス、
1894年にイギリスなどヨーロッパ各国を中心に導入されました。
日本で絵葉書が導入されるようになったのは1900年からで、
最初の官製絵葉書は1902年に発売された
「万国郵便連合加盟25周年記念郵便絵はがき」です。
その後、「日露戦争シリーズ」の絵葉書が発売されると
絵葉書は日本で大ブームを巻き起こし、
日本各地に絵葉書専門店がオープンしました。
大正時代頃になると、竹久夢二を代表とする
大正ロマンの美術作家がデザインした絵葉書が発売され、
また交通が発達すると同時に博覧会や百貨店などの
様々な商業デザインの絵葉書が発売されるなど、
時代の変化と共に絵葉書も進化を続けてきました。
大正時代から昭和時代の絵葉書は
コレクターから特に高い人気を誇っています。