平安時代に村上天皇の詔により勅撰された和歌集で、
勅撰和歌集(二十一代集)の「三代集」と「八代集」の第二です。
歌人の大中臣能宣・清原元輔・源順・紀時文・坂上望城らが
951年から編纂を開始し、約10年前後に完成しました。
紀貫之・伊勢・凡河内躬恒・藤原兼輔などを中心に
全1420首で構成されています。
編纂者達の歌は無く、権門や女流歌人の贈答歌が多く見られます。
また、古今和歌集が完成してから40年程しか経過していない為、
古今和歌集で登場した歌人も数多く採用されています。
【詔(みことのり)】
天皇の命令もしくは命令を直接伝える文書
【勅撰(ちょくせん)】
天皇の勅命により詩文を選び編纂すること
天皇自らが詩文を選び編纂すること
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること