奈良時代に編纂されたと推測される、日本最古の歌集です。
編纂者は不明ですが、歌人の「大伴家持」は
何らかの形で編纂に関わっていたと言われています。
天皇から下級官人まで、身分の分け隔てなく
長短さまざまに総数4500首もの歌が収録されました。
宮廷祭式などの晴れ舞台で謳われた「雑歌」、
男女の恋歌を主とする贈答歌の「相聞」、
死者の葬送や哀傷を謳った「挽歌」の三部で構成されています。
全国各地の人々が謳った作が収められている為、
当時の方言も知る事ができる貴重な史料です。
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること