江戸時代に著書された歴史書です。
水戸徳川藩の二代目藩主である、徳川光圀(水戸黄門)の命により
佐々宗淳・栗山潜鋒・安積澹泊などの学者が編纂しました。
基本的には江戸で編纂を行っていましたが、
史料は一部の学者を京都や奈良などの各地に派遣して集めています。
神武天皇の代から後小松天皇の治世までの歴史が
中国の正史にならって記されました。
徳川光圀の死後は水戸藩が編纂を代々継承し、
1906年頃に完成したと言われています。
南北朝時代の南朝を正統とした内容は
江戸時代末期の「尊王思想」に大きな影響を与えました。
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること