奈良時代から平安時代に編纂された六つの正史の総称です。
神代の神話から光孝天皇の時代まで記されています。
六国史が完成した後に、「新国史」と題して
六国司に継ぐ正史を制作しましたが戦乱により焼失しています。
その後、近衛天皇朝や鳥羽上皇の命により
藤原通憲が新国史や公家の史料を再び集めて編纂を試みるも
藤原通憲が制作途中で死去してしまった為に
完成したほとんどが散逸してしまいました。
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること
【散逸(さんいつ)】
完成した書物がはらばらになり、行方不明になること