平安時代に編纂された系譜書です。
嵯峨天皇の命により万多親王らが編纂したもので
諸氏族が提出した「本系帳」に基づいて制作されました。
天皇家から分かれた氏族が335氏、神々から分かれた氏族が404氏、
渡来人系の氏族が326氏、それ以外が117氏という、
総数1182氏が収録されています。
現存している新撰姓氏録は原本ではなく抄録本ですが
古代日本の氏族や歴史研究に欠かせない史料となっています。
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること
【抄録(しょうろくぼん)】
原本から必要な部分を書き抜くこと