平安時代の政務・法制に関する書物です。
著者は代々法律家として活動しており、
曽祖父が惟宗直本、祖父が惟宗公方である「惟宗允亮」です。
全130巻でしたが、古くに散逸してしまい
現在は25巻しか残されていません。
その為、年中行事・公務要事・交替雑事・糺弾雑事
至要雑事・国郡雑事・臨時雑事の7部で編成されていましたが、
「公務要事・国郡雑事・臨時雑事」に該当する巻は現存していません。
法律一家である「惟宗氏」の集大成とも言える政事要略は
当時の政治を理解する上で非常に重要な文献だと言われています。