中国の東晋の政治家であり文人の千宝によって制作された志怪小説集です。
もとは30巻あったが散逸してしまい、現存する20巻本は後に寄せ集めて再編され『干宝撰捜神記』として刊行されたものです。
著者である千宝が先書かれたものを参考に収録したものと、本人が見聞きしたものが収録されています。
非常に短いエピソードの寄せ集めとなっており、合計464話あります。
話の内容としては、妖怪、幽霊、蘇り、凶事の前兆など幻想的、空想的な話が多く収録されています。
後世の小説に大きな影響を与え、日本でも影響を受けた書物がたくさん存在しています。