平安時代に花山院が勅撰した和歌集で、
勅撰和歌集(二十一代集)の「三代集」と「八代集」の第三です。
花山院が近臣である藤原長能・源道済らと共に編纂し
1007年頃に完成したと言われています。
紀貫之・柿本人麿・大中臣能宣・清原元輔・平兼盛などを中心に
先に完成している「古今和歌集」と「後撰和歌集」で
収録されなかった歌を集め、全1350首で構成されています。
【勅撰(ちょくせん)】
天皇の勅命により詩文を選び編纂すること
天皇自らが詩文を選び編纂すること
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること