鎌倉時代に後嵯峨院の院宣により勅撰された和歌集で、
勅撰和歌集(二十一代集)の第十で「十三代集」の第二です。
歌人の藤原為家が1248年から編纂を開始し、1251年に完成しました。
藤原為家自らの作や、藤原俊成・後鳥羽上皇・後嵯峨上皇など
編纂時に活躍した歌人を中心に全1371首で構成されています。
編纂者の二条為氏は二条派の始祖としても有名です。
【院宣(いんぜん)】
譲位した天皇の命令もしくは命令を伝える文書
【勅撰(ちょくせん)】
天皇の勅命により詩文を選び編纂すること
天皇自らが詩文を選び編纂すること
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること