室町時代に後光厳天皇の詔により勅撰された和歌集で、
勅撰和歌集(二十一代集)の第十八で「十三代集」の第九です。
歌人の藤原為定が1356年から編纂を開始し、1359年に完成しました。
藤原為定自身の作や、藤原為世・藤原為氏などを中心に
全2365首で構成されています。
新千載和歌集が朝廷から足利氏を経て勅撰された
初めての和歌集となりました。
【詔(みことのり)】
天皇の命令もしくは命令を直接伝える文書
【勅撰(ちょくせん)】
天皇の勅命により詩文を選び編纂すること
天皇自らが詩文を選び編纂すること
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること