室町時代に後光厳天皇の詔により勅撰された和歌集で、
勅撰和歌集(二十一代集)の第十九で「十三代集」の第十です。
歌人の二条為明が1363年から編纂を開始しましたが
制作途中で死去した為、頓阿が引き継ぎ1364年に完成しました。
二条為藤・二条為世・藤原定家・藤原為家・二条為定などを中心に
全1920首で構成されています。
【詔(みことのり)】
天皇の命令もしくは命令を直接伝える文書
【勅撰(ちょくせん)】
天皇の勅命により詩文を選び編纂すること
天皇自らが詩文を選び編纂すること
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること