南北朝時代に後円融天皇の詔により勅撰された和歌集で、
勅撰和歌集(二十一代集)の第二十で「十三代集」の第十一です。
歌人の二条為遠と二条為重が1375年から編纂を開始し、
1384年に完成しました。
藤原定家・藤原為氏・二条良基・後円融天皇などを中心に
全1554首で構成されています。
新後拾遺和歌集が二条家で編纂された最後の和歌集となりました。
【詔(みことのり)】
天皇の命令もしくは命令を直接伝える文書
【勅撰(ちょくせん)】
天皇の勅命により詩文を選び編纂すること
天皇自らが詩文を選び編纂すること
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること