江戸時代に著書された歴史書です。
儒学者の林述斎・成島司直を中心に
20名ほどの人数で編纂されました。
初代将軍の徳川家康から十代将軍の徳川家治までの歴代将軍ごとに、
出来事をを日付順にまとめた「本書」と逸話をまとめた「付録」で
構成されています。
1809年から編纂が開始され、1843年に完成すると
正本を十二代将軍の徳川徳川家慶に献上しました。
1849年には副本が完成しています。
明暦の大火による史料の焼失など、
本編編纂の際に欠落した期間がありましたが
別の史料から引用したと言われています。
十一代将軍の徳川家斉以降の歴史を記した、
「続徳川実紀」の編纂も開始されましたが
明治維新により未完のまま終了してしまいました。
【編纂(へんさん)】
史料を集め、整理・加筆して書物にまとめること