戦争時において占領地もしくは勢力下にて軍隊が現地からの物資調達や給与、その他の支払のために発行された疑似紙幣(手形)です。
略して「軍票」とも呼ばれ、こちらの呼び方の方が一般的です。
日本で初めての軍用手票は、西南戦争の時に西郷隆盛が使用した西郷札がはじまりとされており、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦などで使用されました。
しかし、終戦後に引き換えを保障していたもんおですが、敗戦によってほとんどが「紙幣」としての価値を失い、これによる戦後の保障問題が現在でも残っています。
コレクターの間では明治・大正の日清・日露戦争、シベリア出兵などの軍用手票が人気があります。