中国北東部にあった日本の傀儡国家である満州国の中央銀行から発券された満州国の通貨です。
当時の中国は多種多用の紙幣が氾濫しており、満州中央銀行券は安定した価値を持っていたので、満州国が崩壊してからもしばらくは使用できたそうです。
発行当初は、日本本土で印刷されていたものが使用されていましたが、対戦末期に日本との海運が途絶えがちになった事から満州で印刷されるようになりました。
コレクターの間ではそこまで高値で取引はされていませんが、紙幣は状態によって大きく値段が左右されるので、そこが高値で取引されない理由なのかもしれません。