1964年に開催された東京オリンピックを記念して発行された銀貨で、記念貨幣としては日本で初めて造られたものです。
1964年度の100円貨幣の発行計画分の8000万枚をすべて記念貨幣として、既存の設備を使い図案のみを変更して発行されました。
この図案は一般公募されたもので、応募作品3万0512点の中から選ばれた聖火と五輪がデザインされたものが起用されました。
記念硬貨の引き換えは金融機関の窓口で両替という形で交付されました。
発行枚数が多かったため、通常の100円硬貨として流通しました。
現在でもコレクターの間では日本最初の記念貨幣として人気はありますが、プレミアムはほとんどついておらず、評価額は通常の額面とほとんど変わりません。