1913年に発行された日本で初めて図案の民間公募が行われた切手です。
逓信省技官であった田沢昌言のデザインが採用されたためこう呼ばれるようになりました。
また、今までの切手のイメージを払拭するため、当時流行していた幾何学模様のデザインが選ばれたといわれています。
印面の大きさが3種類あり、当初は透かしのない白紙に印刷されていました。
しかし、同じ年に菊切手の偽造事件が発生したため、偽造防止の目的で透かしの入った毛紙(けがみ)を使うようになりました。
このように大正白紙・大正毛紙・新大正白紙・新大正毛紙・昭和白紙などたくさんの種類で発行されているため、コレクターには人気のある切手です。