栃木県出身の日本画家です。
日本画家でありながら、日本画の顔料の他に、下地にアクリル絵の具を用いたり、紙ひもを細かく切って画面に貼り付けたりと伝統的な日本画を越えた技法を研究し、薄い和紙に線描きを施し、裏から色を入れ、金箔を置く「裏彩色・裏箔」の技法を駆使して、独自の表現を追求し、西洋の画家からも刺激を受け作品を作り出していきました。
その作品は、まるで画面の奥からやわらかな光が差し、じわりと染み出して来るかのような色彩を持ち、見る者を惹きつける魅力があります。
また、中南米やインド、中国などに題材を求め、そこに暮らす人々の姿をありのままに描き出し、日光、奈良、京都など日本の風景や、四季の花々を瑞々しく描き上げています。