アメリカ・ニューヨーク出身のアメリカの画家です。
背景画家の父親と女優の母親という家庭の次男として生まれました。
幼い頃から父親の影響を受け、紙の切れ端などに絵を描いていました。
両親が離婚して、父親に連れられヨーロッパを転々としながら絵を描き続けていましたが、父親の暴力に耐えられず、母親のいるアメリカへと戻ってきます。
自転車で絵を描きながらアメリカ大陸を横断し、42点の水彩画と1万語の日記を描き、それを元にニューヨークで個展を開催して以来、毎年個展を行うようになりました。
海軍に徴兵されていた時も制作意欲は衰えず、空いた時間をみつけては絵を描き続け、210点の油彩画と1万語の日記を書いています。
1951年にウォルト・ディズニー・スタジオへ入り、木や森林をモチーフにした幻想的で静寂感に包まれた作風をウォルトに気に入られ、「眠れる森の美女」の背景と色彩の全権を任され、ほとんどの背景を担当し、有名画家への仲間入りを果たします。
また、東京ディズニーランド内のアトラクションの一つであった「シンデレラ城ミステリーツアー」を建造する際のコンセプト・スケッチを担当しました。
作品の多くはメトロポリタン美術館に収蔵されていて、多数の美術愛好家から愛され、日本でも現代アートにラインナップされ、シルクスクリーンでの売買が盛んに行われています。