フランス西北部ヴァランシエンヌ出身のロココ時代に活躍したフランスの画家で、「雅びな宴(フェート・ギャラント)」の画家と呼ばれ、ロココ様式を代表する一人です。
画家J・A・ジェランに絵画を学び、パリへ渡ると聖画像の模写を制作して生計を立てていました。
やがて劇場装飾家クロード・ジローの工房で働くようになり芝居画を描きながら、その画題と技法を学びました。
今まで学んだ技法を用いて、1717年に完成した「シテール島の巡礼」でアカデミー入会を認められましたが、数年後に病に倒れ若くしてその生涯を終えました。
また、「シテールの島の巡礼」はクロード・ドビュッシーやフランシス・プーランクによって、この絵画に基づいた曲が作られています。