フランスのソーヌ=ロワール県キュイゾー出身の19世紀~20世紀に活躍したフランスの画家です。
モーリス・ドニ、ピエール・ボナールらとともにナビ派の1人です。
生涯、独身を通し、お酒をたしなむこともしなかったそうです。
他のナビ派の画家と比べると平面で装飾的傾向が目立つ作風で、室内情景など身近な題材を好んで描いており、自らを「アンティミスト(親密派)」と称していました。
パリに移り、リセ・コンドルセ(コンドルセ高等学校)で学び、続いてエコール・デ・ボザール、アカデミー・ジュリアンで学び、そこで知り合った仲間が結成したナビ派に参加しました。
ポール・ゴーギャンからクロワゾニスムを用いた総合主義的表現や日本美術からの影響を強く受け、独自のスタイルを確立し、舞台作品の装置や衣装のデザインを手がけ、パリのシャイヨー宮の室内装飾を担当するなど、精力的に制作活動を行いました。
また、装飾家としても高い評価を得ており、上流階級に人気があったそうです。