兵庫県出身の明治~昭和時代前期に活躍した洋画家です。
17歳の時に洋画家高木背水の画生になり擦筆画を学び、肖像画制作の助手をつとめました。
その後、東京美術学校西洋画科に入学し、岡田三郎助、黒田清輝に学びます。
在学中に東京府主催勧業博覧会で2等賞を受賞し、白馬会展、文展などで活躍します。
また、ヨーロッパへ長期滞在しており、各地を放浪しルノアール、セザンヌの作品に強い影響を受け、多くの模写を残しています。
帰国すると、それらの経験を活かし、大作『高原』を発表しました。
白滝幾之助・和田三造とともに近代洋画を代表する「生野三巨匠」と言われています。