昭和時代後期の東京出身の日本の洋画、版画家です。
東京美術学校(現・東京藝術大学)工芸科鋳金部を卒業しましたが、工芸には魅力を覚えず、在学中も油絵を描き続けていました。
雪景色や舞妓を古典的な構図とセピア色の色調を持つ優美な画風で知られる洋画家として活躍する以前、1955年頃から約10年の限られた期間で取り組んでいたのが謄写版による孔版で、アメリカ人画商の目に留まり、アメリカを中心に個展を開催して、高い評価を受けました。
また、優れた歌人でもあったといわれ、村内極楽寺の住職米田雄郎が編んだ『凍雪』に数首のせられています。