東京出身の昭和~平成時代に活躍する日本画家です。
愛知大学法経学部を卒業しますが横山操に憧れて画家の道に進み、はじめは川端龍子の青龍社展に出品していました。
青龍社が解散すると創画会に参加するようになりますが、数々の賞を受賞して活躍したのち、脱会して個展、グループ展を中心に作品を制作するようになりました。
作品にもいくつかのシリーズがあり、朝鮮半島へ取材旅行に出かけた際に出会った辛く険しい「路」の体験を元に実際の「路」と創造の「路」などを交えながら描く「路シリーズ」、ニューヨークのビル群に現代都市の機能美を見出し描かれた「ニューヨークシリーズ」、クロード・モネの「睡蓮」に衝撃を受け、西洋の印象派の画家たちが憧れた日本美を探求する事に影響を受け創作意欲をかきたてた「ジャポニズムシリーズ」など、たくさんの作品を生み出しています。
岩彩、箔、墨、コラージュ等、多彩な技法を駆使した21世紀を代表する日本画家のひとりと言われています。