東京出身の昭和~平成時代に活躍する女性の日本画家です。
女子美術専門学校(現・女子美術大学)師範科日本画部卒業しており、在学中に新美術人協会展に入選するなど、頭角を現しました。
卒業後も新美術人協会の会員となり、創画会の結成に参加し、多摩美術大学日本画科教授として日本画の指導にあたるなど活躍しました。
自然の中に存在する命をモチーフとしており、アマゾン川、マヤ遺跡・インカ遺跡へスケッチ旅行に出かけたり、82歳のときに幻の高山植物ブルーポピーを求め、ヒマラヤ山脈の高地を走破するなど精力的に活動をしており「花の画家」と呼ばれていましたが、病に倒れてからは長期間の取材旅行に出かけられなくなったのをきっかけに微生物に着目し、海中に生きる命をモチーフとするようになりました。
また、画家としての活動のほか、『キンダーブック』『ふたば』などで挿画、装幀を描いています。