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堀文子

堀文子
堀文子(1918~)
東京出身の昭和~平成時代に活躍する女性の日本画家です。

女子美術専門学校(現・女子美術大学)師範科日本画部卒業しており、在学中に新美術人協会展に入選するなど、頭角を現しました。
卒業後も新美術人協会の会員となり、創画会の結成に参加し、多摩美術大学日本画科教授として日本画の指導にあたるなど活躍しました。

自然の中に存在する命をモチーフとしており、アマゾン川、マヤ遺跡・インカ遺跡へスケッチ旅行に出かけたり、82歳のときに幻の高山植物ブルーポピーを求め、ヒマラヤ山脈の高地を走破するなど精力的に活動をしており「花の画家」と呼ばれていましたが、病に倒れてからは長期間の取材旅行に出かけられなくなったのをきっかけに微生物に着目し、海中に生きる命をモチーフとするようになりました。

また、画家としての活動のほか、『キンダーブック』『ふたば』などで挿画、装幀を描いています。

堀文子年表

1918年 東京に生まれる
1938年 第2回新美術人協会展 入選
1940年 女子美術専門学校 卒業
1961年 世界放浪の旅に出る(1963年まで)
1974年 創画会の結成に参加
          多摩美術大学日本画科 教授となる
1981年 軽井沢にアトリエを構える
1987年 イタリア・アレッツォにアトリエを構える
1992年 イタリア・アレッツォで個展を開催
1995年 世界各地へスケッチ旅行に出かける
1999年 創画会を脱会
2000年 ヒマラヤ山脈の高地を走破する
2001年 病に倒れる

堀文子代表作

『幻の花 ブルーポピー』
『鶴が渡る、ヒマラヤを越えて』
『八丈島』
『紫の雨』
『極微の宇宙に生きるものたち』
『アフガンの王女』
『楽しい仲間』

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