東京出身の昭和~平成時代に活躍している日本画家です。
画家を志し安田靫彦に指導を受けて院展に出品すると1960年に奨励賞を受賞して以来、連続で受賞し、その後も数々の賞を受賞する活躍を見せました。
近年の活躍では2003年に第88回展にて文部大臣賞、2006年に第91回展にて内閣総理大臣賞を受賞し院展の看板画家として活躍を続けています。
また、第86回院展出品作の「悠久の賦」から最初は普通に岩絵具で描き、ある程度仕上がってから、古くは団扇や襖に用いられ目の粗いものは園芸で虫除けや日除けに使われる寒冷紗を張ってもう一度絵具で仕上げていく作品を作成し、絵に深みと遠近感を出しています。
金銀彩など多彩な色使いと細やかな筆致により花鳥や蝶々、草花などを展開し、琳派を彷彿させるかのような雅趣味溢れる世界観を表現しています。