東京生まれの昭和~平成時代に活躍している日本画家です。
幼い頃から絵に興味があり、日本画家・川端龍子の作品展で朝から晩まで会場の絵を見ていたら「そんなに絵が好きなら私の家に遊びに来なさい」と龍子本人に招かれ、自分が描きとめた100枚ほどの絵を持って作品を見てもらったが2、3枚見て「これは絵ではないよ」と言われ、翌年から内弟子として絵を学ぶ事になりました。
師が亡くなってからは無所属作家として個展を中心に作品を発表するようになり、文豪・川端康成と出会ってからは四季の移ろいや日本人の心を大切にした作品を多く制作するようになり、自然の中にある美しい色彩や形が発するみずみずしい情緒を卓越した描写力で作品を描き上げ、現在でも鑑賞者を魅了しています。