東京出身の大正~昭和時代に活躍した日本の洋画家です。
東京美術大学在学中に日本水彩画会に参加し、帝展に初入賞し、卒業後は約2年半にわたりフランスに留学してサロン・ドートンヌに入選しました。
帰国後も帝展で活躍し、新制作派協会が創立されると同会を中心に出品し、会の発展に尽力しました。
水彩画の風景画・肖像画の描写力、表現力に定評があり、近代的・都会的な作風として評価されていましたが、肝臓がんによって48歳という若さで亡くなってしまいました。
また、大仏次郎の「帰郷」の挿絵を毎日新聞に連載していましたが、こちらも病のため途中で描くのを辞めています。