リッカルド・ベリはスウェーデン人の画家です。
後にスウェーデン国立美術館の館長を務めたことでも知られています。
リッカルド・ベリはスウェーデンのストックホルム出身です。
24歳くらいの頃に芸術家が多く集まる村と知られている、パリ付近のグレ=シュル=ロワンという村に滞在しています。
グレ=シュル=ロワンに滞在していた若手画家達の北欧グレー派はスウェーデンに戻るとアカデミーに反対するオプーネントというグループを立ち上げています。
リッカルド・ベリはパリで開催された万国博覧会のスウェーデン展示室に出品しています。
リッカルド・ベリの他にも多くの若手画家達が出品しており、グランプリを受賞するのは、カール・ラーションかアンディ・ソーンと予想されていましたが、リッカルド・ベリがグランプリを受賞しています。
それに加え、上位入賞者は若手画家が独占していた事もあり、巨匠達との世代交代がなされたことを世界中が知る事になりました。
リッカルド・ベリは総合主義的様式を発展させています。
この頃は仲間達とゴーギャンの作品を研究するヴァールベリ派と呼ばれていました。
その頃にリッカルド・ベリが描いた友人たちの肖像は不朽の作品群といわれています。
リッカルド・ベリはその後、ストックホルムにある自身のアトリエに芸術学校を開講しています。
それからしばらくすると、スウェーデンの国立美術館館長に就任しています。
館長就任からおよそ4年後に惜しまれつつも60歳でこの世を去りました。