京都府出身の昭和~平成時代に活躍する日本画家です。
作品は正統派な風景画で、京都、奈良などの古都を瑞々しく描写したリアリティーのある作風で、近年では富士山を題材とした自然の生命力を表現した作品を多く手掛けています。
そのため、「富岳」「紅富岳」「清水新雪」がユニセフのグリーティングカードや年賀ハガキのデザインに抜擢されており、これらを通じて世界各国へその名が知れ渡っている日本画家です。
青年時代から日本画家を志していた清水信行は京都市立芸術大学日本画科に入学し、在学中に日展で初出品・初入選を果たします。
日春展でも入選を果たすと日展と日春展とグループ展を中心に活躍するようになります。
京都市立芸術大学日本画科を卒業後はさらに日本画の技術を高めるため、同学科の専攻科に進みました。
こうして日仏現代美術展に出品した作品が見事、フランスソワール賞を受賞すると東京、大阪、京都を中心に個展を毎年開催するようになります。
画家として華々しくデビューした清水信行は、日本人の琴線に響いてくるような日本美の原点を思い知らされる作品で多くの人々を魅了しており、忘れかけていた日本の魅力を日本人のみならず、世界中の人々へと絵を通じて伝え続けています。