ジョルジョ・ヴァザーリはイタリアのアレッツォ出身のマニエリスム期に活躍した画家、建築家です。「芸術家列伝」を書いた事でも知られています。
はじめはフランス人ステンドグラス画家ギョーム・ド・マルシラに絵画を学び、フィレンツェにきてからはアンドレア・デル・サルトのもとで画技を磨きました。
メディチ家のトスカーナ大公コジモ1世の専属芸術家をつとめ、メディチ家の美術品のコレクションを収蔵しておくためのウフィッツィ宮殿の建築にも携わりました。
現在この宮殿は美術館として収蔵された作品を中心に様々な時代の絵画や美術品が展示されています。
ミケランジェロを中心にルネサンス期の芸術家の伝記を書き、現代では美術史の基本資料として重宝されています。
また、最初の美術アカデミー「アカデミア・デッレ・アルティ・デル・ディゼーニョ(現・フィレンツェ美術学校)」を創立したことでも有名です。