ドイツ出身のアメリカに移住した美術家です。
英語読みになるとヨーゼフ・アルバース、ヨゼフ・アルベルス、ヨーゼフ・アルベルス、ジョセフ・アルバースなどと記載される事もあります。
ドイツの工芸・写真・デザインを含む美術や建築に関する学校バウハウスで学び、卒業後はそこで教鞭をとっていましたが、1933年のバウハウス閉鎖をきっかけにアメリカへ移住しました。
アメリカではブラック・マウンテン・カレッジやイエール大学で教鞭をとり、バウハウス的な教育理念をアメリカをもたらしました。
色彩と形態の関係について追求し、学生たちを指導する一方で、複数の正方形を規則正しく配置したようなシンプルな構成の抽象画を描いていますが、絵の前で視点を動かすとその図形の奥行きが逆転し、色彩による錯視のメカニズムを利用した作品で、その後のオプ・アートに大きな影響を与えました。
教え子たちにはアメリカで活躍したロバート・ラウシェンバーグやサイ・トゥオンプリがいます。