スイスのベルン出身の芸術家、理論家、教育者です。
はじめは初等・中等教育の教師をしていましたが、芸術団体・青騎士、分離派、バウハウスに集まる芸術家たちと交流するうちに美術家への道を目指すようになりました。
画家アドルフ・ヘルツェルに学び、独自の研究から造形理論を確立し、バウハウスの創設者グロピウスに招かれ、バウハウスで教鞭をふるう事になりましたが、グロピウスと考え方がすれ違い、解雇されてしまいました。
ベルリンにイッテン・シューレ(Itten Schule)美術学校を設立し、多くの日本人もこの学校に通いました。
イッテンは日本美術に関しても興味を抱いており、水越松南、竹久夢二と交流しています。
イッテンの色彩理論は現代の画家にも影響しており、現在でも多くのファンがいます。