【江戸時代 懐中化粧道具】懐中化粧道具 買取作家・取扱い一覧

江戸時代 懐中化粧道具

江戸時代 懐中化粧道具

お品もの詳細

化粧は、現代の日本ではなくてはならないもので女性に限らず男性も化粧をしています。

化粧をする事で目を大きくしたり鼻を高くしたり、顔を小さく見せるなど自分の理想の顔に近づけていくのです。

現代では生活の一部になっている化粧ですが、その始まりは古代エジプト頃で用途も今とは異なっていました。



化粧の始まり


人間に化粧をするという文化が根付いたのは、古代エジプトからと言われこの時代に活躍したクレオパトラは目に濃いアイシャドウをつけています。

その理由は、自身を着飾る為ではなく虫よけや細菌を防ぐ・日焼け防止で目元に濃いメイクを施していたそうで、これが化粧の原点となりました。

日本に化粧の文化が浸透したのは縄文から古墳時代と言われています。

この頃は悪霊や災いが信じられていた時代でしたので、自身の身を守る為当時パワーの象徴と言われていた赤色を体や顔に塗って魔除けとして化粧が使われていました。

飛鳥から奈良時代には他国との交流で白粉や紅などが入ってきた事で魔除けではなく美しい化粧へ変化し、平安時代には有名なお歯黒が流行り、また海外と同様に肌の白さが美しさの条件とされ、多くの女性は自身の顔をより白く見せる為白粉を沢山塗ったそうです。

鎌倉時代にはスキンエアをする文化が始まり、室町時代から安土桃山時代では上流貴族だけの化粧が一般市民の間にも広がり、また現代のように素肌の色を残すナチュラルな化粧になりだしたのはこの頃からです。

江戸時代では化粧は薄かったものの、まだ肌を白くする文化が残っていました。

その際に使われていた白粉は鉛白粉と呼ばれる物で安く伸びが良く多くの人に使われていましたが鉛白粉に含まれる鉛白は体に悪く使い続けると死に至る事もありましたが、それよりも美の為使い続ける人が多かったそうです。

その後は時代の流行とともに化粧も進化を遂げ、現在に至ります。



江戸時代 懐中化粧道具


今回お買取り致しましたのは、江戸時代に使用されていた懐中化粧道具です。

小さい袋の中には、紅板・紅筆・白粉刷毛が入っておりました。

紅版には、紅が塗られていて使用した形跡がありましたが、紅筆と白粉刷毛は真っ白で未使用品だという事がわかります。

紅板・紅筆・白粉刷毛が仕舞われていた入れ物も金彩の背景に蝶が黒で描かれた非常にシンプルですが、金と黒でゴージャスな作風へと仕上がっています。

使われていた時代が江戸と古い為、現在残っている懐中化粧道具はとても数が少なく非常に貴重なお品物です。

今回お買取りしたお品物は装飾がシンプルでしたが、蒔絵などの装飾が豪華で状態の良い作品は高評価がつく可能性もございます。

押し入れや蔵などに仕舞われている懐中化粧道具がございましたら、是非いわの美術までお問い合わせ下さい。



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