ヴィンテージ・アンプの代表格とも言えるMC240は、手作業を売りとする最高級オーディオ会社のマッキントッシュが、真空管アンプから撤退する前の最後の製品の一つです。
1960年代にアメリカのニューヨークで生産され、マッキントッシュが初めてステレオ技術を取り入れたアンプでもありました。
真空管アンプの黄金時代の頂点と言われ、60年経過した今でも極上の音を聞かせてくれます。
McIntosh Laboratory (マッキントッシュ ラボラトリー)
マッキントッシュはアップル社のコンピューターのイメージが強いですが、こちらの会社が先です。
元々はスコットランド由来の姓でした。
マッキントッシュさんが、新発見したリンゴの品種に自分の姓McIntoshを名付け、アップル社はこの品種名が気に入り自社のコンピューターにこの名を使おうとしましたが、すでにこのMcIntosh社があったのでaを追加してMacintoshとしています。
マッキントッシュ社はフランク・マッキントッシュによって1949年に設立されたオーディオ機器の会社です。
フランク・マッキントッシュは放送局やテレビ局向けの放送機器コンサルタント業をしていましたが、クライアントの要望に合うアンプが存在しませんでした。
そこで1946年、エンジニアのゴ-ドン・ガウを雇い、ハイパワーで歪みの少ないアンプの開発に取り掛かります。
このアンプが1949年に登場した50W-1です。
これには、マッキントッシュの最初の特許取得済み回路であるユニティ・カップルド・サーキット(多重帰還増幅回路)、通称『マッキントッシュ回路』が含まれています。
雑音やノイズ等をほぼ全てカットするこの回路はマッキントッシュの礎となり、70年以上経った現在でもまだ製品に使用されている程 驚異的な技術です。
マッキントッシュの作るアンプは世界最高とまで言われましたが、1980年代中頃からオーディオ不況となりました。
数々のオーディオ会社が消えて行く中、マッキントッシュ社は買収による経営権の移転が続いたものの、マッキントッシュにしかできない魅惑の音づくりを守りぬき、高く評価され続け現在に至っています。
ゴ-ドン・ガウのデザインへのこだわり
エンジニアのゴードン・ガウは会社の創立時から製品開発に関わり、二代目社長にも就任しました。
アンプの機械としての役割が一番大事とした上で、デザインにもこだわりを見せています。
聴く人の「エモーショナル・レスポンス・フォー・ミュージック」(音楽に対する情緒的反応)が最も大事な生命線と捉え、それに相応しいデザインはイルミネーションではないかと考えました。
そこで生まれたデザインが、漆黒のグラスパネルの本体にブルーアイズメーターのイルミネーションです。
これはゴードン・ガウが飛行機から見たニューヨークの夜景がヒントになったと言われています。
このグラスパネルとブルーアイズメーターのデザインは高級アンプの象徴となり、今でもオーディオファンの憧れの存在です。
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