このお品物は千葉県千葉市のお客様よりお買取させていただきました。 木村武山は37年に脳内出血により右手が不自由になった。 以降、武山は左手を使い作品を生み続け『左武山』と言われるようになる。 当初は歴史画や歴史人物画を製作していたが、 晩年、左手で作品を描くようになると仏画を専門に描くようになった。 この作品はこの晩年の『左武山』と称されている頃の作品と思われる。 紺に染めた絹本に金泥と銀泥をつかい武山の繊細な筆使いにより 描かれている。